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家庭の感染と予防

その他の感染症

MERS

どんな感染症?

MERSは、「MERSコロナウイルス」と呼ばれるウイルスが引き起こすウイルス性の感染症です。
潜伏期間は2〜14日程度。主な症状は、発熱、咳、息切れなどで、感染しても症状が現れない人(不顕性感染者)もいます。疾患のある人は重症化(重症肺炎)する傾向があり、重症急性呼吸器症候群(SARS)と類似して死者も多く出ています。

主な症状

対策を知る

「MERSコロナウイルス」はヒトコブラクダが保有していることから、ヒトコブラクダが感染源の1つとされています。ところが、感染者の中にはヒトコブラクダとの接触歴がない人も多く含まれ、人にどのように感染するかは正確には分かっていません。

ヒト-ヒト感染については、家族間や医療機関における患者間、患者と医療従事者間など、濃厚な接触での感染が報告され、「飛沫感染」によると考えられていますが、ドアノブなどの環境表面についたウイルスへの接触などによる「接触感染」も成立すると考えられています。

現在、MERSに対するワクチンや治療法はないため、"予防"が何より大切です。「MERSコロナウイルス」は、エンべロープという脂質膜を持つウイルスのため、アルコール消毒薬が比較的効きやすく、手洗い・うがいをはじめ、手指消毒、マスクが予防対策のひとつと言えます。


エムポックス

どんな感染症?

エムポックス(サル痘)は人や動物の間で感染を引き起こす感染症です。
潜伏期間は5~21日(通常7~14日)とされ、発熱、頭痛、リンパ節腫脹、筋肉痛などが1~5日続き、その後発疹が出現します。発疹は典型的には顔から始まり、体幹部へと広がります。また皮膚だけでなく、口腔、陰部の粘膜、結膜や角膜にも生じることがあります。発症から2~4週間で治癒すると言われています。エムポックス(サル痘)の多くは軽症で自然に回復します。
なお、小児や妊婦、免疫不全者においては重症化リスクが高いとされいています。

対策を知る

感染経路には以下の2つがあると考えられています。
(1)ウイルスを保有するげっ歯類などの動物との接触による感染
(2)人と人との感染

特に(2)の人と人とでの感染が問題となっていますが、まだはっきりとした感染メカニズムはわかっていません。体液や粘膜同士の濃厚接触による感染が原因にあげられていますが、現在流行している事例に関しては、感染者に見られた病変の部位などから性的接触に伴う伝播があった可能性が指摘されています。

また、過去にはリネン類を介した医療従事者の感染の報告があり、感染した人の体液・皮膚病変を介した接触感染があると考えられています。なお、飛沫感染もあるとされていますが、感染した人と近くで対面し、長時間の飛沫にさらされた場合に初めて感染が成立すると考えられており、新型コロナウイルスのような飛沫感染様式とは異なります。

日常生活における感染リスクは低いと言われていますが、手洗い・手指消毒・マスクの着用といった日々の感染対策を変わらず実施しましょう。


身近にエムポックス(サル痘)が発生した場合における感染対策


感染した方が使用したリネン類から感染した報告があることから、使用したリネン類や衣類は手袋などを着用して直接的な接触を避け、密閉できる袋に入れて洗濯などを行い、その後手指衛生を徹底しましょう。感染した方が触れた箇所はアルコール消毒等を行うようにしましょう。


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厚生労働省Webサイト サル痘 
国立感染症研究所Webサイト サル痘とは



マールブルグ病

どんな感染症?

潜伏期間は3〜10日とされ、症状はエボラ出血熱に似ており、発症は突発的です。発熱、頭痛、筋肉痛、背部痛、皮膚粘膜発疹、咽頭痛が初期症状としてみられます。
激しい嘔吐が繰り返され、1〜2日して水様性下痢がみらます。皮疹(ひしん)は重要で、発症後5〜7日で躯幹、臀部、上肢外側等に境界明瞭な留針大の暗赤色丘疹(きゅうしん)が毛根周辺に現れます。重症化すると、散在性に暗赤色紅斑(こうはん)が顔面、躯幹、四肢にみられます。
日本では、感染症法の分類でも最も危険度高い「一類」に該当する感染症です。

対策を知る

感染経路には以下の2つがあると考えられています。
(1)ウイルスを保有するコウモリなどの動物の体液や排泄物との接触による感染
(2)感染者の体液や血液との濃厚接触による感染
※飛沫感染のリスクは非常に低いと考えられています。

流行地域はリスクが高い為、行かない、野生動物に触れない、感染の疑いのあるヒトとの接触を避けることを心がけましょう。
日常生活における感染リスクは低いと言われていますが、手洗い・手指消毒・マスクの着用といった日々の感染対策を変わらず実施しましょう。

厚生労働省 マールブルグ病
国立感染症研究所 マールブルグ病とは


MERS、エムポックス、マールブルグ病は
エンベロープウイルス

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感染症に備えよう!

感染対策アイテムの選び方

プロの現場で選ばれる

戦後まもない1952年、赤痢や疫痢などの感染症が流行る中『感染予防の基本は手洗いにある』という創業者の想いのもと、手を洗うと同時に殺菌・消毒できる日本初の「薬用石けん液」と「専用容器」を開発したのがSARAYAのはじまりです。

以来、飲食店や食品工場をはじめ、介護施設や病院、学校や官公庁などプロの現場に衛生・感染対策の製品とサービスをお届けしてまいりました。このサイトでは、SARAYAがプロの現場で長年培った感染対策のノウハウを大切なご家庭にお届けします。