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MERSコロナウイルスの感染力
MERSは、「MERSコロナウイルス」と呼ばれるウイルスが引き起こすウイルス性の感染症。「MERSコロナウイルス」は、エンベロープという脂質膜を持つウイルスで、このようなウイルスは一般的にアルコール消毒剤が効きやすいと考えられています。
しかしながら、まだ不明な点も多いため注意が必要です。
MERSの特徴
感染者1名から免疫のない人に二次感染する人数の平均値は、
現時点でRo(※)1以下と考えられています。
どんな症状?
潜伏期間は2〜14日程度。主な症状は、発熱、咳、息切れなどで、感染しても症状が現れない人(不顕性感染者)もいますが、疾患のある人は重症化(重症肺炎)する傾向があり、重症急性呼吸器症候群(SARS)と類似して死者も多く出ています。
- 潜伏期間は2〜14日程度
- 発熱、咳、息切れ
- 疾患のある人は重症化(重症肺炎)する傾向
- 致死率が高い
感染を拡大させないため、対策しましょう
★感染経路をキチンと把握しましょう
「MERSコロナウイルス」はヒトコブラクダが保有していることから、ヒトコブラクダが感染源の1つとされています。ところが、感染者の中にはヒトコブラクダとの接触歴がない人も多く含まれ、人にどのように感染するかは正確には分かっていません。
ヒト-ヒト感染については、家族間や医療機関における患者間、患者と医療従事者間など、濃厚な接触での感染が報告され、「飛沫感染」によると考えられていますが、ドアノブなどの環境表面についたウイルスへの接触などによる「接触感染」も成立すると考えられています。
現在、MERSに対するワクチンや治療法はないため、"予防"が何より大切です。「MERSコロナウイルス」は、エンべロープという脂質膜を持つウイルスのため、アルコール消毒薬が比較的効きやすく、手洗い・うがいをはじめ、手指消毒、マスクが予防対策のひとつと言えます。
- しっかり手洗い・消毒し、
感染をストップさせましょう! - マスクでしっかり予防しましょう。
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手指消毒
MERSは、飛沫や手指を介して感染すると考えられるため、十分な手洗いと手指消毒が大切です。手洗いと手指消毒を徹底しましょう。
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