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どこにいるの?
潜伏場所
カンピロバクターは、鶏・豚・牛の腸内に生息している細菌です。
犬・猫などのペットの糞便にもあるため、注意が必要です。
原因となる食品
- 「食肉」やその加工品。特に「鶏肉」の汚染率が高い。
- 「井戸水」などの飲用水。

肉類は十分に加熱調理し、鶏刺しなどの鶏肉の生食を控えましょう。また、冷蔵庫などで肉のドリップ(血を含む水分)が他の食品にかからないように注意しましょう。
菌の特徴
- 少量の菌で感染し、犬・猫などのペットの糞便から感染することもある。
- 酸素(空気)がわずかなところでも増殖する。
潜伏期間
1~7日。
食中毒の3原則を把握しよう
「つけない!」ことが、もっとも重要!菌がゼロであれば増殖しないので、つけなければ食中毒は起きません。
つけない!
手の洗浄・消毒の徹底
手にはさまざまな菌やウイルスが付着しています。食中毒の原因菌やウイルスを家庭では食べものにつけないように、次のような時は必ず手を洗いましょう。
- 調理を始める前
- 生の肉や魚、卵を取り扱う前後
- 食卓につく前
- 残った食品を扱う前
★おすすめアイテム
増やさない!
迅速な調理・提供と低温保存
細菌の多くは高温多湿な環境で増殖が活発になりますが、10℃以下では増殖がゆっくりとなり、マイナス15℃以下では増殖が停止します。
食べものについた菌を増やさないためには低温で保存することが重要。肉や魚などの生鮮食品などは購入後できるだけ早く冷蔵庫に入れ、迅速な調理と提供を心がけましょう。
※冷蔵庫に入れても菌はゆっくりと増殖するので、早めに食べましょう。
やっつける!
加熱処理
ほとんどの細菌やウイルスは、加熱によって死滅します。肉や魚はもちろん、野菜なども加熱して食べれば安心。特に肉料理は中心までよく加熱することが大事です。
※中心部を75℃で1分以上加熱することが目安です。